10. 流杯亭

流杯亭

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桃源台の中に立っている四阿(あずまや)が流杯亭「知春(ちしゅん)亭」です。この流杯亭の床面には、堺の友好都市である中国・連雲港(れんうんこう)市から贈られた石を使用しています。

 石に刻まれた流れは曲水(きょくすい)を再現したものであり、曲(きょく)水(すい)の宴(えん)を催すことができます。

 曲水の宴とは、屈曲した流れのそばに文人達が座り、流れに盃を浮かべ流しながら、盃が目の前を通り過ぎる前に詩(うた)を作り、作ることができなければ盃の酒を飲む……という雅びな宴です。日本では現在、京都府の城南宮、福岡県の大宰府天満宮や岩手県の毛越寺(もうつうじ)のものが有名です。